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最終更新日:2023-05-12

国税庁 「インボイスQ&A」を大幅改訂

  • 2023/05/12
国税庁 「インボイスQ&A」を大幅改訂

はじめに

国税庁は令和5年4月14日、消費税の適格請求書等保存制度(インボイス制度)の適用に関する「消費税の仕入税額控除制度における適格請求書等保存方式に関するQ&A」、いわゆる「インボイスQ&A」を改定した。これは令和5年度税制改正を受けたもので、新たに15問が追加され、25問で改定が行われている。

新たに15問を追加

国税庁の「インボイスQ&A」の大幅改訂に注目が集まっている。
インボイスQ&Aは、令和5年10月1日からスタートする消費税のインボイス制度へのスムーズな対応に向け、同制度についてわかりやすく解説したもの。国税当局に寄せられた質問や疑問点等を踏まえ随時追加や改定を行っており、今回の改訂は全127中40問におよび、うち15問が今回新たに加えられたものだ。
新設された項目は、2023年度税制改正により導入されたいわゆる少額特例や2割特例が中心。一定規模以下の事業者に対する事務負担の軽減措置(少額特例)の概要や、少額特例における1万円未満の判定単位について。また、小規模事業者に係る税額控除に関する経過措置(2割特例)の概要や、2割特例の適用ができない課税期間の具体例、2割特例を適用した課税期間後の簡易課税制度の選択??などが含まれる。
新規項目ではこのほか、取引先が多い場合等の登録番号の効率的な確認方法や、少額な対価返還等に係る適格返還請求書の交付義務免除に係る1万円未満の判定単位について、売手が負担する振込手数料相当額に係る経理処理の変更について、令和5年10月1日前後の取引に係る適用関係について、対価を前受けした場合の適格請求書の交付時期について、資産の譲渡等の時期の特例と適格請求書の交付義務について??等、実務上で気になる取扱いも新たに追加されている。

*「消費税の仕入税額控除制度における適格請求書等保存方式に関するQ&A

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