最終更新日:2023-12-18
事務所職員養成協会 実務を学ぶ養成講座をオンデマンド配信
- 2023/12/18
今まで税理士事務所では何をしたらよいのか、何をすべきなのかという「実務」の動画はほとんどなかった。そうしたなか、事務所職員養成協会が提供する「職員養成講座」が話題を集めている。大手簿記学校の講師、新宿の大手税理士事務所職員の経歴を持つ、青山知人税理士による職員養成講座で、顧問先に何をしたら良いのかわからない会計士や開業したての税理士にもオススメの動画シリーズとなっている。
開業会計士、事務所職員におすすめ
税理士法人の大型化に伴い、職員教育が急務になっている。しかし職員数が増えたことで、昔のように先輩職員が手取り足取り実務を教えるという指導法が難しくなっている。また、経験豊富な職員も高齢になり、今の税制についていけなかったり、さらには職員の教育不足により顧問先とのトラブルも多くなってきているという。
そこで脚光を集めているのが事務所職員養成協会だ。事務所職員養成協会では、「実務を学ぶ 税理士事務所・職員養成講座【月次編・決算編】」のオンデマンド配信を実施中だ。職員の専門性やスキルを向上させ、業務水準の高い税理士事務所にすることを目指した実践的な内容となっており、顧問契約開始時に入手すべき資料、間違えやすい法定福利費やトラブルが起きやすい消費税の知識、認定利息の計上、短期前払費用や棚卸しの特例など、すぐに実務に使える内容が詳しく解説されている。
業務水準の高い税理士事務所を輩出
事務所職員養成協会は、高品質な職員教育を行うことで、職員の専門性やスキルを向上させ、業務水準の高い税理士事務所を輩出することを目指している。一般的に税理士事務所では、OJTによりその都度、仕事を教えているところが多い。この方法だと事例が偏ってしまったり、知識が断片的になりがちで、職員の成長にも時間がかかっているのが現状だ。事務所職員育成協会では、セミナーや書籍、育成プログラムによって高水準な職員の育成を行っている。
事務所職員の養成に悩んでいる税理士法人や開業したての公認会計士は一度、導入を検討してみてもよいだろう。
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クローズアップインタビュー
会計業界をはじめ関連する企業や団体などのキーマンを取材し、インタビュー形式で紹介します。
税界よもやま話
元税理士業界の専門紙および税金専門紙の編集長を経て、TAXジャーナリスト・業界ウォッチャーとして活躍する業界の事情通が綴るコラムです。